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サニタリー配管って何?
弊社はサニタリー配管関係の仕事を得意としています。
サニタリーというと、家庭の水回りのことを想像される方も多いかと思いますが、
ちょっと意味が違います。
サニタリー(sanitary)とは、英語で"(公衆)衛生の、保健衛生上の、衛生的な、清潔な“という意味をあらわすようです。サニタリー配管は食品や化粧品、化学品を製造する工場内で使われる配管の種類の事で、一般の配管よりも衛生度を特に重視する目的で作られています。
弊社でも、食品のほか、高度な衛生管理を必要とする実験器具、半導体関連産業などに向けて、こうした商材を多く扱っています。
このような継手、ご覧になったことはあるでしょうか?
僕はこの業界に入るまで一度も見たことが在りませんでした。
ちなみに写真だとこんな感じです。
内外面ピカピカに磨き上げられています!
そして、端部の平たくなったリング状のところがいわゆるサニタリーヘルール。
こんな風に真ん中にガスケットを挟んで、両側から固定します。
写真だとこんな感じ。
どうしてこんなに妙な接合方法をとるのでしょう?
ガスケットやらクランプやら、材料も複雑な上、高価です。
でも実は、こんな効果があるんです!
従来のねじ込み式やフランジ式とは違って、接合部分が平たんになっているため、雑菌が繁殖したり不純物がたまったり、残液がとどまったりすることが在りません。また、クランプは手で簡単に外すことが出来、脱着しやすいため、洗浄も簡単です。
弊社では、こうした規格品はもちろんのこと、かなりマニアックな特殊品も扱ってます。
こんなのとか。ちなみにこの後再研磨→脱脂洗浄→真空梱包を行って、製品としてお客様の手元に届きます。こんなことが出来るのも、サニタリーに詳しい伊藤金物ならでは!
どうぞお気軽にお問い合わせください。
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